Skip to content

管理人について

プロフィール

ピアノを始めたきっかけ

以前から「いつかピアノが弾けるようになれたらなぁ」という憧れを持っていましたが、 その思いがより強くなったのは Dr.K こと Brendan Kavanagh のこの動画を観てからでした。

氏の演奏のエネルギッシュさと、その場の空間を支配する様に興奮したのをよく覚えています。 これが”ブギウギ”というジャンルなのだと知り、 それ以来 YouTube を検索しまくって貪るように動画を視聴していました。

そうこうしていると世の中はコロナの時代へ突入。 経済への悪影響を緩和するため政府は給付金の配布を決定。すると私は妻に

「俺、ピアノ買うから。」

と言っていました。この時40歳。中年男性がついにピアノを手にするとともに経済活性化に貢献するのでした。

音楽的なバックグラウンド

ピアノを手にする20年ほど前まで、ベースを弾いていた経験があります。 中学生からだったのでおよそ6~7年ほどでしょうか。 J-POPもやりましたがHR/HMがメインでした。 最も大きく影響を受けたのは MR.BIG のビリー・シーンで、 彼の考え方や哲学については、ベースを弾いていた当時はもちろん音楽をやらなくなってからも ”生き方の道しるべ”として私に影響を与え続けました。

あとは、誰がどうだったかというのはもう覚えていないのですが、 ヘヴィ・メタルバンドのアーティストが意外とクラシック音楽や他ジャンルに精通していたり、 バークリー音楽大学を卒業しているような頭脳派・テクニシャンだったりといったことをよく目にしていた気がします。 そういったところから 「何かを表現したり成し遂げたりしている人のそれは、その人が持つモノのほんの一部。」といったことや 「簡単に見えることが簡単に出来るとは限らない。」といったことを学んでいました。

特定のバンドや曲が好きだとか自分が何かパフォーマンス出来るようになったというよりは、 音楽が生まれる過程や背景について、考えを深める過ごし方をしていたような気がします。

どうやって始めた?

レッスンに通えるほどのお小遣いは無いので最初も今も独学です。 そのせいもあってか、演奏フォームは綺麗じゃないですね…。

また、”ピアノ初心者あるある”だと思うのですが、 私も例に漏れず”両手をバラバラに動かす”ことに相当苦労しました。 同時に動かすか、片方ずつ動かすかのどちらかしかできないんですよね…。 ベースを弾いていた経験はあっても、あれは一つの音を両手の共同作業で出すのが基本ですから。 ピアノのように両手それぞれで別のリズム・別のメロディというのは初めて経験する異次元の世界でした。

こういう場合は初心者向けの教本を買うのがセオリーかもしれませんが、 私はまずYouTubeでレッスン動画を探しました。今時ですね。 そうして見つけた動画が『Pianote』チャンネルのこちらの動画です。

シンプルなエクササイズですが効果は覿面でした。

両手をバラバラに動かせるようになるために必要なことを、 初心者の私は次のように理解しました。

  1. 前述のようなシンプルなパターンで「バラバラに動かせた!」という成功体験を得る。
  2. 1拍(もしくはさらに分割して半拍)の中で、それぞれの手がどのタイミングで動くのかを考えるようにする。
  3. ↑に慣れたら、左手は左手のリズム、右手は右手のリズム単独で意識する。

ある程度弾けるようになった今では1は省略しますが、 それでも新しい曲にトライするときは2と3を繰り返してフレーズを手に馴染ませています。

こうやってある程度慣れてきたところで楽曲の演奏の挑戦を始めた訳ですが、 それについては次章に詳しく書きます。

練習してきた曲

自分がピアノ初心者なので、他の初心者さんのブログや動画はどれも楽しんで観ています。 「やっぱりコレ難しいよね~」と共感するところもありますし、 「こんな短期間でこの演奏はすごい!」と驚くこともありますし。

練習に取れる時間やその他の様々な条件は人によって違いますから、 人と比べることにあまり意味は無いと思います。 でも比べることがその人にとってプラスになるのであれば、それはそれでよいことだと思います。

なので私の動画も晒しておくことにしました。 拙い演奏で恥ずかしさもあるのですが、 「これじゃあ恥ずかしいからもっと上手くなるように練習しよう!」 とモチベーションを上げる動機付けも兼ねています。 これを観ることがあなたのプラスになるのであればうれしいですし、 私も過去の自分と比べることで何かを得たいと思います。

Boogie Woogie Stomp (ピアノ歴160日目)

そもそもピアノを始めたいと思ったきっかけがブギウギでしたので、 超定番曲の Boogie Woogie Stomp は外せませんでした。 この曲と次の Swanee River Boogie を練習していた頃までは、 毎日朝は起床から出勤までの2~3時間、帰宅後は夕食から就寝までの間の2~3時間、 といったペースで練習してました。最近はちょっとサボり気味…。

左手のベースパターンを覚えるだけでも相当苦労しました。 ある時 YouTube で HOWTO 動画を観ていると、 「左手でベースパターンを弾きつつスマホいじったり家族と会話したりするといい」 という練習方法が紹介されていて、 その通りにすると気付いたときには左手が勝手に動くようになっていました。

”左手は同じパターンの繰り返し”というブギウギの特徴が初心者にはちょうど良かったように思えますね。

Swanee River Boogie (ピアノ歴202日目)

Boogie Woogie Stomp と同じキーなのですぐ弾けるようになるんじゃないかと思ったら全然そんなことはなかった曲。

右手がアルペジオだったり grace note が入ったり、 そのパターンが曲中で色々変わったりするので覚えるのが難しかったですね。

グリッサンドで指の皮が剥けるという経験を初めてした思い出の曲。

Dr.John's Pinetop Boogie (ピアノ歴233日目)

初の”黒鍵をバリバリ弾かされる”曲。 黒鍵そのものは白鍵より弾きやすいんじゃないかと思うんですが、 黒鍵と一緒に弾く白鍵は鍵盤の奥になるのでそれが難しい。 今でも苦手なので上手い人はどうやってバランス取って弾いてるのか教えて欲しい…。

Answer To The Boogie (ピアノ歴314日目)

左手がオクターブのウォーキングベースで左手殺しな曲。 練習していた当時はピアノが KORG B2 だったので何とかなりましたが(鍵盤が軽い)、 今は CASIO PX-S1100 なのでわずか12小節で乳酸溜まりまくりです。

ペースが速い曲なので心に迷いがあるとリズムも狂って難しい。 この頃から「メトロノームに合わせて弾く練習って大事なのでは?」と思ってますが、 今でもほとんどやってません…。ちゃんとやろう。

ここまでがピアノを始めてから1年の間に練習した曲です。 他にもJ-POPをいくつか練習しましたが、 それは隠し芸的に覚えた曲なのでここでの紹介は省略しました。